だんだんと暖かい日が増えはじめてお休みの日は行楽に出かけられる方も多いのではないでしょうか。けれどそんな楽しい外出に水を差すのが花粉症。 みなさまの中にも花粉症持ちの方も少なくないでしょう。また去年は記録的な猛暑だったため、今年は例年よりも花粉の飛散量が倍増するといわれています。そのため花粉症の症状が出なかった人も注意が必要です。 ただ気をつけていただきたいのが、花粉症で困るのが目のかゆみやくしゃみ鼻水だけではないということです。それは花粉症が原因で腰痛やぎっくり腰を招いてしまうことがあるのです。 一回二回のくしゃみなら大丈夫ですが、三回四回継続してくしゃみが続くことで全身に筋肉が緊張し、腹圧が瞬間的に高まることで慢性腰痛を悪化させ、ひどいとぎっくり腰になってしまうことも…… また暖かくなることで昼と夜とで寒暖差ができるのも危険です。冬の寒い間出不精になったり運動不足になっていたところに、あたたかくなった昼間に活動的になり体を動かしたところで、背中や腰の筋肉が夜に冷えて痛み出すこともあります。 こういった花粉症や寒暖差から生じる腰痛は慢性的な運動不足や血行不良などが原因のひとつにあげられるので、負担の強いずっと同じ姿勢は避け、軽い運動やストレッチを心がけてみてください。 最後に、花粉症のくしゃみは我慢しないでください。電車の中など公共の場だと鼻や口をふさいで我慢される方もいますが、のどや器官など呼吸器系を傷つけてしまうことがあります。またのどの奥が破裂した例もありますので、我慢せず薬などを飲んで対処していきましょう。